団☆乱ラン




「檸檬ちゃんッ!!」



「!?に、二ノ宮くん?」


あたしの頭の中にいっぺんに“アドニス”がよみがえった。



「あっ!?」


─声…あの人の声…
って……。


─う…そ……。


「ま、松宮先生……。」

驚いた声で話すあたしに、松宮先生はニヤリと笑って


「あ、気づいちゃった?」


そう言った。



…………。


「檸檬ちゃん?どうしたの?……マツケン、なにしたんだよ!」


!?


珍しく、二ノ宮くんが荒々しい声で、松宮先生に向かって凄んでいる。


─お、怒ってるの……初めて見た。


「まだ、何もしてないよ?」


そんな二ノ宮くんには全くお構いなしに、松宮先生はサラッと言ってのけた。


………。


「まだ、って……マツケン、須具利さんに何の用だよ。わざわざ呼び出したりして─」


「三年の担当の僕が一年の檸檬ちゃんと関わるのは無理でしょ?だから、呼び出したんだよ?」


「檸檬ちゃんって……。はぁ…。」


ため息をはいて、呆れかえったような顔の二ノ宮くん。


─マツケンって……。