団☆乱ラン




「あの…要件は何ですか?」


あたしは早く帰りたくて、急かすようにそう言った。


「ああ…ま、そこに座ってよ。」


………。


前のソファーに座るように促されてあたしは素直に座った。


とにかく、要件をサッサと聞いて早く帰りたかった。


あたしの思考は、今日の夕飯のメニューを考えるコトに向かい始めていたから。



なのに───。






「えっと、じゃあ先ずは自己紹介から……」


へ?
─なんで?ソコカラ?
って言うか、それって必要なの?


唖然とするあたしを余所にキレイな人は自己紹介を始めた。




─いったいなんなの?