団☆乱ラン




スゴくキレイな人なんだけど……見かけない顔だった。


コレだけキレイなら、目立つ筈なのにあたしは見かけた事が無くて……。

ぼんやり見下ろしていたら



「……あ、ああ、もう来たの?」



…………。

─すぐにって言ってたのに?!呼び出しておいて、その一言はなに?


“アドニス”事件で疲れ切っていたあたしは怒る気さえすぐ失せていって、ため息が漏れた。



「あの……。」


「ん?……あ、ふぁぁ〜……」


…………。


キレイな人は欠伸をしながら、大きく伸びをして、あたしを見ると優しく笑った。



!?

思わず、顔が赤くなった。


─マコトさんといい勝負するかも知れない。


マコトさんは女だけど……男でコレだけ美があるって……神様も罪作りだ。


真っ赤になりながら、そんなの考えていたら




「須具利檸檬ちゃん?」

って、“ちゃん”付けで呼ばれて驚いた反面、なんか凄く疲れてきて



─あー、早く帰りたい。
とそればっかり頭に浮かんだ。