正面になぜか……“高砂席”。
に向かい合うように一列に並んだ“綺麗なお姉様方”は─…
ズラッと一列に並んだ──────後ろ姿だった。
「「…………………。」」
「ね、隆兄。なんで後ろ向いてんの?」
「さあ?…恥ずかしいから?」
「あんたたち、バカよねぇ?そんなコトも分からないの?」
「「うー……残念ながら。」」
「あれはね、お楽しみを後にとっておくための“余興”余興よ!」
「「あ、なる程。」」
あたしたちが、母さんを流石って目で見つめると、 もの凄く高飛車な顔で マイッタカ?って、見下された。
「そも、そも、後ろ姿だけで、アレだけ凄いんだから、振り返ったら、そりゃあモウ───」
「あんたたち、目潰れちゃうかもよぉ〜!!」
「「おおー………!」」
覚悟シイや!
「「…………。」」
そこかよっ?と突っ込みたいのを我慢した。
司会者?さんに勧められるまま、高砂席におさまる母さんと隆兄とあたし。
上機嫌で前の美しい後ろ姿を目を細めて見つめる母さん。
スゴく、上手くいっている。
確かに、変わったお見合いだけど、…あたしの家は元々変わってるから丁度いいのかも知れない。
隣で冷や汗をかく隆兄とニコニコ顔の母さんを見ていたら、そんな風に思った。


