「ママー」








「何?笑実〔えみ〕










「これ、なーに?」






小さい手で持っていた、少し汚れた、古いノート。









私はそのノートを見てふっと笑った。










「これはね、大切な人とやってたスマイルノート。」








私は笑実の手から2つのノートを受け取った。

 







「大切な人?」








「そうだよ」