～葵～

・・・・・・。
頭痛ひどいな・・・。
やっぱ病み上がりだと学校も楽しくないな。
医師の言う事聞いとけばよかった。
つうか。
あのミクって子・・・わたしに馴れ馴れしくしすぎじゃない?
わたしと仲良くしてくれるのはすっごく嬉しい。
今までわたしと仲良くしてくれた子なんて実見だけだったから。
でもミクちゃんはちょっとやりすぎ。
息が詰まる・・・。


～実見～

葵だいじょうぶかな。
保健室行ってみよ。

ガラッ
「葵ーだいじょうぶ?」
「あ、あなたは6年2組の雪下さん。
藤咲さんと仲いいわよね?
心配してきてくれたの?」
「あ、はい」
保健室の桐谷（きりたに）先生。
少しおせっかいだけど、いい先生。
「藤咲さん、雪下さんが来てくれたわ」
「ぇ・・・実見・・・?」
「あおいっ・・・」
「葵!!だいじょぶかぁ!?」

・・・・・え?

ちょっ・・・
なんでミクがいるの!?
「み・・・ミクちゃんも・・・。
来てくれたんだ・・・」
葵・・・微妙に喜んでるし。
「あら?あなたは転校生の城崎さんじゃない。
藤咲さんたちと仲いいの?」
「いぇっす!!マミとは話した事あらへんけどな!
葵とは大の親友やでぇ♪♪」
ミ・・・ク・・・。
こいつ・・・・・!!