~実見~
「ねえ実見!
きのうからずっと私の事避けてるよね?
なんか日芽花たちも実見と絡んでるし・・・。
何かあったの?ねぇ実見!!!」
まあさちゃん・・・。
でもあたし、言えないよ・・・。
言ったら日芽花たちに何されるか・・・。
「ごめんまあさちゃん・・・
何があったかは言えない」
「・・・っ」
「・・・でも、話すべき時になったら絶対話すから。
ごめん、ほんとにごめん」
まあさちゃんはこんなにもあたしを想ってくれてた。
なのにあたしは―――――・・・
音楽の時間。
葵はミクと座ってる。
ミクはもちろん楽しそうに笑ってしゃべってる。
でも葵は。葵だけは、苦笑いだけ。
あたしは1人、教科書をめくっていた。
「実~見♪
こっちで一緒に雑誌見よ♥」
莉桜が授業中にもかかわらず話しかけてきた。
あたし、怒られるのやだよ。
でも暇だしなー・・・。
「実見きちゃいなよー。
怒られてもうちら一緒だよ??」
月子もあたしを誘うなんて・・・。
「ほら早く!
音楽の時間終わっちゃうよ!」
日芽花まで・・・。
「じ・・・じゃあ・・・」
あたしは日芽花たちの隣に座った。
雑誌には、今人気のジャニーズグループの記事が載っていた。
あたしも嫌いじゃない。
かっこいいし。
特に莉桜はこのグループが大好きらしい。
・・・え、この人中2!?
まだあたしと2つしか違わないのに・・・
・・・すごいなぁ。
そのときいきなり教室中が騒がしくなった。
何事?
「葵っしっかりせぇ!」
「葵だいじょうぶ!?」
葵が泣いていた。
「葵どうし・・・」
「頭痛いっ・・・!!」
え――――――――――――――?
「ねえ実見!
きのうからずっと私の事避けてるよね?
なんか日芽花たちも実見と絡んでるし・・・。
何かあったの?ねぇ実見!!!」
まあさちゃん・・・。
でもあたし、言えないよ・・・。
言ったら日芽花たちに何されるか・・・。
「ごめんまあさちゃん・・・
何があったかは言えない」
「・・・っ」
「・・・でも、話すべき時になったら絶対話すから。
ごめん、ほんとにごめん」
まあさちゃんはこんなにもあたしを想ってくれてた。
なのにあたしは―――――・・・
音楽の時間。
葵はミクと座ってる。
ミクはもちろん楽しそうに笑ってしゃべってる。
でも葵は。葵だけは、苦笑いだけ。
あたしは1人、教科書をめくっていた。
「実~見♪
こっちで一緒に雑誌見よ♥」
莉桜が授業中にもかかわらず話しかけてきた。
あたし、怒られるのやだよ。
でも暇だしなー・・・。
「実見きちゃいなよー。
怒られてもうちら一緒だよ??」
月子もあたしを誘うなんて・・・。
「ほら早く!
音楽の時間終わっちゃうよ!」
日芽花まで・・・。
「じ・・・じゃあ・・・」
あたしは日芽花たちの隣に座った。
雑誌には、今人気のジャニーズグループの記事が載っていた。
あたしも嫌いじゃない。
かっこいいし。
特に莉桜はこのグループが大好きらしい。
・・・え、この人中2!?
まだあたしと2つしか違わないのに・・・
・・・すごいなぁ。
そのときいきなり教室中が騒がしくなった。
何事?
「葵っしっかりせぇ!」
「葵だいじょうぶ!?」
葵が泣いていた。
「葵どうし・・・」
「頭痛いっ・・・!!」
え――――――――――――――?


