おまつりBoyと夢みるGirl


プッ、と噴出して彼は喉でクックッと笑った。



「おもしれー。いいね、女子高生」


「へ、ヘヘヘ・・・・」


「まつりちゃん、好きな男とかいんの?」


「え?」



好きな人・・・?



一瞬浮かんだイメージをぶんぶんと打ち消した。


「い、いないですっ!全然っ!まぁったく!!」



バカッ。


なんでこんな時にあんな奴の顔が浮かんでくるのよ。



あ・・・・っ。



気がつくと、「大学生の彼」があたしの肩をぎゅっ、と引き寄せてた。


「なぁ、エミちゃん!俺まつりちゃん、もらってもいい?」


へ・・・・・?