そんなあたしの前をちいさな風が通り過ぎる。 あ、 と思った瞬間。 あたしの前の夜景が消えた。 と同時に感じたことのない感覚にあたしはただ目を見張ることしかできない。 やわらかくて、あたたかい…… 恭二の唇が、甘くあたしの全部の神経をとろけさせてくんだ。 ……これが………キス、なんだ…。