とにかく。 あやまらなきゃ。 「ごめんなさい…本当に」 勇気を出して顔をあげると、そこにはお腹を押さえてこらえるように笑ってる恭二がいて…。 あたしは、もう終わった、という感想からか、ぼんやりとそんな彼の姿を見て、 (イケメン、って大きな口開けて笑ってても、その姿も声さえもかっこいいんだなぁ…) なんて考えてた。 けど、 おなかをおさえて笑いをこらえる恭二の姿は後ろにひろがる綺麗すぎる夜景とどこかやっぱりギャップがあるように思えて、余計にあたしの気持ちを落ち込ませたのも事実。