・・・・・って・・・・ 単純なあたしの頭でもわかる。 あたし・・・・かなりおかしなことしてる? 今さらながら、 ホントに今さらながらだけど、 急に、カーッ、と頭に血が上るのがわかった。 「ハハッ、まつりちゃん。俺の方がラッキーって思ってるくらいだから」 「え!?」 うつむいた顔を上げて恭二を見ると、ハンドルを握ったまま笑う彼の顔が少し赤いように見えたのは、外から差し込むオレンジ色の照明のせいなのかな。