「おっちゃん……昨日すげー寂しそうだったぞ」


「関係ないでしょっ!?」


おっちゃん……ふいに出たパパの名前に、思わずあたしが叫んだ言葉に、ジョーは驚いた表情であたしを見た。


あ。


ジョーは心配して言ってくれてるのかも。


けど…とまらないっ!



「関係ないじゃん。ジョーは祭が好きなだけでしょ?そんなの……別にうちじゃなくてもいいじゃん……25日じゃなくても、クリスマスじゃなくてもいいじゃん…」


ジョーの顔から目を背けるように叫んだ私の言葉に、彼は何も言わなかった。