・・・・


「おーい!・・・まつり、そろそろ中に入れ~?」



・・・へ? 


これって、パパの声?



遠慮がちにかけられた声に、あたしもジョーもようやく今の自分達の状況に気づく事ができた。




・・・・てか、まだ片付けの途中、だったんだ?



あは、あははは・・・



「・・・・やべ」



途端に真っ赤になるジョーの表情に、あたしはやっぱり嬉しくて。



恥ずかしいのに、ジョーの体をぎゅっ、と抱きしめた。




「大好き!」



ジョーのはにかんだ表情と、私たちに気が付いたパパの嬉しそうな笑顔が



嬉しくてたまらなかったから。