「俺、絶対おまえと幸せになるから」


「え……?」



見上げた先で、ジョーの視線とぶつかる。



「さっきの意味」



「あ……うん……」



さっき。


ジョーが叫んだ言葉。


『強くなる』



ふわふわ舞う雪の中で、彼は言葉を続けた。



「始めは……まつりが夢みてたことが叶えばそれが一番だって思った。お前が誰を見てても、それが一番だって思ったし、それが強さなんだ、って思ってた。けど……」


「……」