じゃ、あの言葉は? とか。 どうしてあの時笑ってたの? とか。 ジョーに確かめたいことがたくさんあったのに。 「好きだったのは俺のほう」 つぶやいた彼の声にもう、どうでもよくなって。 「ん」 って、彼の胸に左の耳とほっぺをくっつけた。