おまつりBoyと夢みるGirl


「きれーだねぇ・・・」



思わず口から出たその白い息と声に、


ふっ、って笑ったあいつの息があたしをつつんだ。



「まつり」


「・・・・ん」



そう言って見上げたジョーの顔はすごく近くて。



でも・・・・いつもの距離だ。



あたしたちにとって、自然なこの距離。



「まつり・・・メリークリスマス」



あ・・・・。



うん。



「・・・・メリー・・・クリスマス」