一度閉じた瞳をもう一度開けると、
やっぱり白い雪は降り続いてて。
一気に少なくなった周りの人の声に、あたしは雪と同じ白い息を吐き出した。
緊張する。
緊張するけど、なんとなく心地いい気もするのって、あたしはどうかしてるのかな。
そして・・・・
今そこに、あいつがいるって、感じるのは・・・・
やっぱりどうかしてるのかな。
「お前・・・・なにやってんの?」
ほら。
振り向くと・・・・
オーバーコートをはおって立ってるのは。
会いたかった。
このクリスマスの夜に、会いたかったんだ。
ジョー・・・・。
メニュー