……十数分前……、 パーティーが盛り上がってる中で、微笑んだ恭二があたしに教えてくれた事。 「ふわふわの彼女」が恭二の幼なじみ、この前のツリーの下で会った女の人の妹だって言う事。 恭二に押し出されるようにあたしの前に立った彼女は、千夏ちゃん、って言う名前なんだって、初めて知った。 そして・・・・ 「まつりちゃん、こいつと成くん、違うからな」 「へ?」 え?ナニ? 瞬きをして、いったん恭二を見上げてから視線をうつすと、ふわふわの彼女、千夏ちゃんが気まずそうに目を伏せた。