「エミ、あたし・・・今日行く!パーティー行く!」
「まつり・・・いいの?」
「ん!悩んでたって仕方ないし・・・・このまま一人で家に帰るっていうのも、やっぱりきついかな、なんて・・・・ハハハ」
クリスマスじゃなくても。。。充分キツイよ。
一人になりたくないな、なんて。
「まぁ・・・・サトシからは恭二さんのこととか・・・気にしないでおいでよ、って言われてたけど・・・・」
「うんっ!行きたい!って・・・・新しい出会いを~~っ!」
「まつり・・・・」
心配そうなエミの表情にあたしは突き上げた右手を下ろして頭をかいた。
「ヘヘヘ・・・そんなこと言ってる場合じゃない、よね・・・・・わかってんだけど・・・・わかってんだけど、どうしていいかわかんないんだ」
そんなあたしに、エミはふぅ~~、っと息をついてから声をかけてくれた。
「行こう!そんでもって、すっごく楽しんじゃお!ね??」
「ん」
ありがとう。
ジョーのこと、何も聞かないでくれて、ありがとう。

