ハアッ、ハァ・・・ハ~~~ッ・・・・・・ 振り返って、ジョーの姿が見えないことを確認してから、トン、と壁に背中をつけた。 ジョーが好きだ、って言った。 好きな子がいる、って。 痛いよ・・・。 胸のとこ、痛い。 さっきまで、ジョーの隣で、ドックンドックンしてたあたしの心臓は・・・ 「好きな人?いるよ」 そんな彼の一言で、激しくあたし自身を攻撃し始める。