ぅわっっ! ナニ言ってんの? どーしよー。急に怖くなる。 「えっと・・・」 ごめん、なんでもないっ、・・・っていつもみたいにふざけたように言うつもりだった。 のに。 「いるよ」 って・・・・。 「あ・・・そ、そーなんだ」 ホントは。 少しだけ、期待しちゃったのかもしれない。 喉の奥に感じる苦しいくらいの動悸をどうにか飲み込んだ。 「・・・お前も知ってる奴だよ」 「へ?」