それはジョーの優しさだ。



「ありがと・・・」



小さく言うと、彼はふいに空を見上げて「大丈夫、か・・・」ってつぶやいた。




「・・・・・・」


「・・・・・」



でも、同時に・・・・



「ごめん・・・・・・・」



やっぱり、参加したかったんだよね。



そのつもりで・・・・ずっとお手伝いしてくれてたんだよね。



「ばーか。違うって言ってんだろ?な?」




あたしの顔を少し覗きこむような素振りを見せたジョーの隣で、あたしは彼の顔を見上げる事が出来ない。