「よっ」



「・・・・・・っ!」



ジョー・・・



「はよっ」



「お・・・おはよ・・・・って・・・」



「ん?」



壁にもたれた背中を離したジョーは、いつもの道を歩き出しながら顔だけ少しあたしに向けた。



「どーしたの?なんで?」



「どーしたの、って・・・別に・・・・」



頭は軽くパニック状態なのに、あたしの心臓は完全に舞い上がって鼓動のスピードを加速していくんだ。