早足はいつしか、とぼとぼとそのスピードを落として、暗くあたしの目の前に影を落とした。 「・・・なにやってんだろ」 思わずつぶやいた言葉に、ますます気持ちが落ち込んでいくのがわかった。 そういえば、さっき、言ってたもんね。 『ジョー先輩と付き合う事になってもいいんですよね?』 って・・・・。 改めて、彼女が言った言葉があたしをぐいぐいと揺さぶっていくんだ。 そういう意味、だったんだよね。 って、今さら気がつくの、おそっ! ははっ、やっぱり、あたし、マヌケだ。