「まつりさん?」 少しだけ怪訝そうな表情を浮かべた彼女の顔に、はっ、と我に返る。 それでもあたしの頭の中のハテナは思いっきり顔に出てたんだと思う。 彼女はくすっと笑ってあたしを見つめた。 「成先輩帰ってくるの、待ってるんです・・・・・今日、学校にも来てなかったから・・・」 「あ・・・・・」 ・・・・・えっと・・・・。 「実はね・・・ジョーは・・・・」 言いかけたあたしの前で、ふわふわの彼女はハー、って白い息を吐いた。