おまつりBoyと夢みるGirl


「じゃ、そういうことだから。ジョーくんと待っててね」


「は?ちょ、ちょっと!」



「じゃーねー」



サトシさんの手を引っ張って小さくなるエミの背中に、あたしは声にならない声をつぶやいた。



ジョーと・・・・ナニ話していいのか、わからないんだけど・・・・。



ちらっ、と横を見ると、ジョーもなんだか手持ちぶさたに・・・見える。



どうしよう。



ジョーに何はなしていいのかわからないことなんて、今まではなかったから。



どうしていいのか、わかんない・・・・。