愛の手


視線が絡むと、総司さんは口の端を吊り上げた。

悪魔のほほえみ。

「期限が切れたモノをいっぱいまで延ばしたんだ。これ以上は待てねぇ」

「そんな…っ!!」


八千万円なんて多額…

すぐに用意出来る人なんているはずないのに!!



「そこをなんとか……」

何度も頭を下げ、延滞を願い出たが、総司さんが頑として首を縦にはふってくれなかった。



返すっていってるのに……

わからずや!!!!



総司さんはポケットから二枚の紙をとり出した。

広げると一枚は借用書、もう一枚は――…


「誓約書だ」

「誓約? なんの……?」

渡された紙を食い入るように見た。