愛の手


怖い。


怖い。




震えのとまらない体を抱きながら、状況を整理する。



自分たちで殴ったくせに、なんで手当てなんてするの?

お金なんて、すぐに用意できないのに。



壁ぎわにある鏡を見ると、すっかり腫れのひいた元の顔があった。

きっと祐輔さんが冷やしてくれたんだろうな。



あたしは思いきり頭を横にふった。





騙されちゃダメ!!!!



あの人たちは、あたしをこんなメにあわせた悪魔。


借金を返さない限り、いつまでも追ってくる……





コ ワ イ ヒ ト