愛の手


三日も飲まず食わずだったせいか、お粥をペロリとたいらげてしまった。

食後に鎮痛剤を飲まされて、あたしの体からはようやく痛みがなくなった。


「須藤さん」

「祐輔、でいいですよ」

「……じゃあ、祐輔さん」

祐輔さんは、布巾の水を絞りながら、耳をかたむけた。

「あたし、なんでここにいるんですか?」


追われてたはずの身。

絶望のフチに立って、もうダメだと思っていたはずなのに……



目が覚めたあたしが迎えているのは、優しい祐輔さん……


そして――…

あたたかい食事、そして手当てされた体。


祐輔さんは冷たくした布をあたしのオデコに当ててくれた。

熱があるせいか、体温を吸ってくれる布が心地イイ。


「それはね――…」









「……え……っ」