愛の手


ご主人様っていうと、メイドさんがいう台詞のように感じる。

そのせいか、須藤さんがいうと違和感が……


雇い主ってこと?



そのご主人様、というのは、あたしに危害を加えないらしい。

だから安心して、って須藤さんにいわれた。



体を見ると、確かにあたしの腕や体は、全て処置がされていた。

包帯もていねいに巻かれてるし……



――…グゥゥゥーーーッッ



あたしのお腹は、雰囲気をブチ壊すように大きく鳴り響いた。

「知ってましたか? 愛理さん、三日も寝てたんですよ」

「え、そんなに!?」


どうりで、お腹も元気に鳴るわけだ。