『んっ!』


駅を出発してから1時間半ほどたった



眠たい目を擦りながら周りを見渡すと、久しぶりの風景が目に飛び込んできた


なんかちょっと緊張してきた…笑


18年間も暮らしてたのにねっ


ワクワク、ドキドキすること5分、目的の駅についた


『プシュー』

勢いよく扉が開くとやっぱりたくさんの人がいる


ゴールデンウィークだからねっ


オレは再び走ってホームを下った


その時…




『ドンッ!』



『キャッ』



オレは浮かれていて前から来る人にぶつかってしまった


『あっ!すいません大丈夫ですか』


オレは慌てて振り返った


『私の方こそゴメンなさい』


といって女の人が振り返った


【ドキッ】


一瞬オレは言葉がつまった…


『翔太君?』


この懐かしい声は…



『あっ久しぶりです、ゴールデンウィークだから帰ってきたんですよ』


高校の時の家庭科の先生だった(推定50才)


『あらそうなの?元気そうで良かったわ、またいつでも高校遊びきてねっ、それぢゃあね』


『おやすみなさい』


久しぶりの人に会ったなぁ
なんか懐かしい感じがするっ


『ヤベッ!急がないと和が迎え来てくれてるんだ』


そしてまた走り出した
今度は浮かれながらも注意しながら急いだ


駅を出ると懐かしい臭いがした


この感じがたまらん、まるで前見た漫画の最終巻を久しぶりに見る感じに似てる


この懐かしさに浸っていると…


『プップー♪』