如何でしたか?

 私は「『必ず』の約束」がお気に入りですかね。

 奏や蒼を書くのが楽しくて、そしてとても悲しくて。思い入れのある作品です。


「仄かに香る喫茶店」は、仄香と雄二の恋物語の幕開けです。

 友達思いの二人が、どんな恋をするのか私自身、想像出来るようで想像出来ません。

 絶対にこの二人、結婚に行き着くまで十年くらいかかるタイプですよ。なんて笑ってみたり。

 二人がどんな結末を迎えたのか知りたい! て方は、是非、空×空続編『指折り巡る』へ。


「桜と青いハンカチと」は、律と空の出逢い編。意外にあんな出逢い方だったんです。

 最初、二人は20センチもの身長差があったんですよ!

 それを5センチまで縮めた相模はよく頑張った、うん。

 幸せそうな二人を書けて良かったです。


「守る者」は、音目線。シスコンな音の、悔しい気持ちを書いてみました。そして、幸せを祈る優しさを。

 アンケートでは意外と音が人気なんですよね。笑っちゃいましたよ。

 まぁ、あんな弟がいたら楽しそうだとは思いますけどね。


「狂い、狂う」は、義父目線。気持ち悪っ!て思った人もたくさんいたはず…。

 私自身、鳥肌立たせながら書いた一作です。

 庇護したくはないし、嫌な人だけど、最低最悪な人だけど、それでも──哀しい人だという事を分かって欲しくて書きました。

 面白半分に始まった訳ではないという事。義父にもそれなりの苦悩があったという事。どうかそれだけは理解してやって下さいましね。





 ここまで読んで下さって、ありがとうございました。


未波綾女