「アタシ…ですけど?」
「ちょっといい?」
学校のアイドルのコイツがアタシに何のようだか…。
沈黙のまま2人で廊下をコツコツと歩く
この広い学校内を数分歩いて着いた先は1つの部屋。
「ここは?」
「ん?俺、専用ルーム」
「はい?」
専用ルーム…?
何言ってんの?コイツ…。コイツ、アタシと同い年だよな…。
「俺の仕事部屋だよ」
「…は?」
仕事部屋?しかも…コイツって王子様な性格じゃないの?
完璧、裏っぽくない?
「ねぇ…」
「ん?」
「アンタって、王子様な性格じゃないの?」
「………」
アタシと蓮人は沈黙。


