『アタシ達、付き合ってないんだよ?』 か…。 一緒に泊まることが出来て浮かれていた俺の胸にグサッと刺さった言葉。いっきに現実に戻された昨日の夜。そして今は朝。 恋叶がいない…。 俺はキッチンの方に目をやった。 「あ…オハヨ。蓮人」 制服の上にエプロンをして朝ごはんを作っている恋叶。 (ヤベェ…萌える) 俺は今にも、おかしくなりそうな理性と鼻血が出てきそうな鼻をおさえながらソファに座った。 俺の前に目玉焼きが置かれた。コイツ…料理うめぇんだよな…。