「ヤダ!絶対にヤダ!」 夜の学校。蓮人専用ルームに響く、その声。 「…嫌なんてマジで、この俺様が聞くと思ってんの?」 「うぅ…」 今、一緒に寝ようと誘われています。 泊まるっていうのは許したけど…一緒に寝るというのは…ね? 「絶対にヤダー!」 アタシは部屋に響くくらい叫びましたよ…。 蓮人も耳をふさいで右の眉をピクピクと動かしている。 (あ…うるさいか…)