「…蓮人、ゴメン」
「まっ嘘だけど」
「なっ!?」

嘘ですか…。
あ…半分、嘘じゃないかも。
まだ震えてるもん。

「やっぱりアリガト」
「は?」
「少しは心配してくれたでしょ?」
「…なんで?」
「震えてる」
「……!」
「アリガトね」
「…恋叶、密室に2人きりだよ?あんまし可愛いこと言うなよ」
「馬鹿っ//」
「…そうだ。お仕置きどうしようか?」

蓮人がニヤリと笑った。お仕置き…ですか…。
お仕置き…。
お仕置き…。

「え゙っ」
「…お前、携帯貸せ」
「え…あ…はい」

蓮人はアタシの携帯を器用に操作しはじめた。

「あ…もしもし。僕、恋叶さんと同じクラスの咲屋蓮人と申します」

なんか、電話してるし…。キャラ違うし…。

「あの…恋叶さんなのですが今日と明日、お借りしても宜しいでしょうか?」

はい?

「有難うございます。では」
「誰に…電話したの?」
「…お前の母親」
「へ?!お母さん?!」
「…退学にはしねぇから2日間、俺専用ルームに泊まりな?」
「あ、うん


……………………



はい!?」

なんか大変な事になりました。