「おはよ♪恋叶」

早速、好感度を上げようとする酒井。

話しかけられる度にビクッとなる恋叶。

なんか狼と子リスみたい。

「恋叶、可愛い」
「へ?」

なんだ?今の『へ?』って…。

「…あのぉ~今、蓮様、何か喋りました?」

俺の横に立っていたのはクラス委員の女子。

(やべぇ。俺、完璧に裏だったよな。しかも恋叶のこと可愛いとか言っちゃったし…)

「あのぉ~蓮様?具合悪いのですか?」
「いや?大丈夫だよ。ゴメンね?心配かけて。ありがとうね、神崎さん」
「あっ//いえ…」

危ねぇ…。
マジで危険だ。