アタシと愛李は校門を出て静かに道を歩く。 「ねぇ、恋?何があったの?」 「後で話すよ…」 「ホント?アリガト」 それから5分くらい歩いて立派なマンションが見えた。 「ここだよ。僕ん家」 「立派なマンションだね」 「全然だよ。さっ行こ」 「うん」 エレベーターで9階までのぼる。 「はい、入って♪」 「お邪魔します」 愛李の部屋は綺麗に片付けられてた。 「一人暮らしなの?」 「うん、そだよ。京都から来たんだ」 「京都!?」 「うん」 「へぇ…」 「ところで、どうしたの?」