隣にいる蓮人に目をやると悲しい瞳でアタシを見ていた。
そんな瞳で見ないで。
…何でかな。こっちまで悲しくなる。

「はい、宮田も咲屋も座れ~」
「…は~い」

アタシと蓮人は席に座った。

「恋、何があったの?」

休み時間、桃華がやって来た。

「えっとねぇ…」

アタシは全て桃華に話した。

「まぁ、そんなことが…」
「うん。アタシ、どうすればいいのかな…」