3年の9月。

アタシはいつものように学校に行った。
学校で何が起こっているかもしらずに…。

―教室―

「おはよー」
「あ…恋」

その日は、皆の様子がおかしかった。

「どうしたの?」

いつもは皆、朝からテンションが高いのに低いから気になるじゃん?

「あのね…恋叶」

愛李は震えた声で言った。

「何?」
「あの…もしかしたら」
「?」

…早く言ってほしいんだけど、あまり良い話でないということを悟ったから急かさない。

その時、愛李が顔をあげキッパリと言った。

「恋が退学になるかもしれない」