隼水が頭を抱えている時…
「河本くん」
双葉ちゃんがニコッと笑いながら隼水に声をかけた。
「な、なに?」
「先生が呼んでたよ」
「あぁ、うん。分かった」
赤くなりながら答えた隼水が何だか可愛くおもえてきて…。
「フッ…」
笑えてきた…。
隼水は双葉ちゃんと一緒に職員室に行っちゃったし…。
「ねぇ!」
アタシ達に空奈ちゃんと美桜ちゃんが話しかけてきた。
「ちょっと聞いてもいいかなぁ?」
「あの…河本くんって双葉ちゃんのこと好きなのかなぁと思って…」
「あ~…やっぱり、そう見える?」
美桜ちゃんがコクンと頷いた。
やっぱり、そう見えちゃうか…。


