スカートをヒラッとさせて更衣室から出てきた。大きく開いたバックから見える背中は白く細かった。

「どう…かな…?」

恋叶が綺麗すぎて言葉が出ない。

「…可愛い。似合うよ」
「ホント?」
「あぁ」
「良かった…蓮人も似合うね。アタシ、初めて見たよ。白いタキシードがこんなにも似合う人」
「そう?ありがとう」

そんな姿、他の誰にも見せたくない。短いスカートから見える細い白い触れたい太もも…。バックから見える白く細く抱きしめたい背中…。
誰にも見せたくない…。

「っ…」
「蓮人?」
「恋叶、今日は寒い。そんなに肌出してたら風邪引く。着とけ」

俺は優しく恋叶に上着をかけた。ホントの理由は…誰にも見せたくなかったから。

「ありがとう」

その笑顔も…
その白い肌も…
恋叶全てを…

俺にちょーだい?