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「はい!白雪さん今ですよ、入れてみて下さい」
「ぅ…ゔ〜…ぃ、いや、ムリ!!ですぅ〜って!!!」
……あ、今の状況ですか?
いや、眼科で練習してた時の回想シーンとかじゃないですよ。
「ほら、早くしないと目が乾燥して涙が出ますよ?そしたら更に入れにくくなりますよ?」
「じ、じゃあ、一度離して下さ……ぃ゙〜っ!!」
「口を動かす暇があるんでしたら、まずそのレンズを乗せた指を、あなたのこの澱んだ眼球に近づけてください」
「ィギ〜ッ!!あぁあ゙っ!!眼球がぁっ!!!澱んだ眼球が飛び出ますぅっ!!!!!!」
お分かり頂けますでしょうか?
そのスラリと長くお美しい指で…私の上瞼と下瞼を、人差し指と親指を無駄なくお使いになり、力の限り全開にしようとなさる…葵先生。
私に安心感を与えようと、天使のニコニコ笑顔で対応して下さっている…ようには全く見えない悪魔的笑みでひたすら嘲笑う…葵先生。
短くなった前髪を掴み上げられ、首を曲げて真上を向かされたその状態のまま、膝をガクンと折られ、姿勢正しく正座をしたこの体勢は…天を仰ぎすぎて首がもげそうです…葵先生。
「∑ぃ゙ったぁっ…ム…リ゙です…!!にギャゥっ!!!」
では、今に至るまでのご説明を致しましょう。
