誰か…私の睡魔を殺しては頂けないでしょうか。
「先生〜また白雪さんが寝てます」
「ほう…」←英語顧問
ああ、違います先生…殺して頂きたいのは睡魔です、私自身ではなくて。
……まったく、とんでもない奴ですよ、睡魔ってヤローは。
そして私は敢え無く首根っこをつかまれ、生徒指導室に連行されてしまった。
「ごめんなさい、すみません、申し訳ございません、もう二度と致し……ません」
「なる程、二度としないという断定は出来ないと?」
「い、いえいえ!!二度と致しません!!」
こういう時、地味な格好をしている自分は得だと思う。この見た目のおかげで真面目な女生徒に思われるから、今回もきっと見逃してもらえる………はずだったのに…。
「白雪さん、あなた何のつもりかはしらないけれど、居眠りに加えて、今日から急に制服が乱れたような気がするわね?前髪はいいとして…」
「はい?……ぁ」
一瞬、何のことやらと思ったけど…そういえば、今日の私はパッツン前髪と制服を少々着崩していることを思い出した。
…って!!唯一の守りだった服装さえも失った私はこれからどうすれば!?
「まったく、ここは遊び場じゃないのよ?今後、また居眠りをするようでしたら放課後に個人補習ですからね」
「え゙っ…はっはい!!気をつけてます!!!」
最終手段のいい子アピールで、腰を90度に曲げて深々と頭を下げた。
