「え〜?なんで声かけちゃダメなの??」
マナ??この美少女の名前???まぢでございますか????
「ねぇマナちゃん、私もマナって呼ばれてるの、でも私は"愛美ーマナミ"って名前だけど…よろしくね」
「……は…いヒッ」
あ…声が裏返った。
「ところでパッツン前髪可愛いネ〜昨日切ったの??制服の着方も前よりいいと思うよ…それ何デビュー?」
「はぁ…その、躾デ…」
「しつ…なぁに?」
「あ、いえ、ウソです…何でもないです…」
危ない…とても危ない言葉を口走るところだった…。
変な緊張、そして変な汗が首筋を伝う。
…何だろう?久々のような、初めてのようなコノ感覚。
私はこの瞬間、自分が"愛ーマナ"であることに、恥と劣等感と後悔を死ぬほど感じていた。
もうすぐ授業が始まる…が、なぜか私からなかなか離れようとしないマナミを、その友達は無理矢理にでも引きずりながら自分達の教室へと帰っていった。
友達さんの方は終始、確実に私を睨みつけていた。かなり気に入らないといったご様子です…。
皆が黒板の文字を坦々とノートに書き写す中…今だ緊張状態の私は身動き一つせず、ペンすら握らずにただ机の真ん中を漠然と見つめていた。
………ええ?決して目を開けたまま居眠りなんぞはしていませんよ。決してです。
