Mad Love


「……」

視線を感じ……いや、
視線を浴びている。大量に。

奇異物体を見るような無数の視線を針の雨の如く浴びている今日この頃。


「見ろよアレ……」

「うわ〜」

「恋か…」

「何デビュー?」



あなたが見ろと言わずとも、皆さんは十分見てます、見られています。そして私が「うわ〜」と言いたい。恋だと?それはナイナイ。何デビュー??あえて言わせて頂くと"躾"デビューですが…。

一通り胸の内で呟き返してみたものの、この小さい箱(教室)の中では身動き一つとれない私。


「マ〜ナちゃん!」

「ほわぁっ!!?」


対処の仕様のない私は、いつものように机に伏せていようと思ったその時、入学して以来、初めて学校の生徒に"マナちゃん"などと呼ばれた。


「びっくりしすぎだよ〜」

「す、すみません……」


で、このウフフッと笑う愛らしい少女は一体誰ですか?


「マナ!!なに白雪なんかに声かけてんのよ!!?」








 マ ナ … ?