朝の意気込みは何だったのやら…1時間目から、私は夢の世界へと落ちていった。
そこはフワフワと気持ちよくて、お母さんも絵里も私に優しくて…家庭教師の先生はやっぱり女の人で…苦手だった教科が嘘みたいに得意になっていって…
「白雪さん…」
"白雪さん"だなんて、マナでいいですよ家庭教師の優しい先生…。
「白雪さん」
ああ…幸せ…。
「……白雪さんっ!!!」
「…………ほぁ?」
目覚めた私の目の前にいたのは、英語担当の"ザマスな感じ"の先生。
「私の授業はそんなに退屈ですか?あの点数で、こんな態度がとれるということは、次の試験の点は期待してもいいんですよねぇ??」
「い、いや…あの………すいませんでした……」
本っ当に申し訳ないです…。
あれ??ところで今、何時間目なんだろう?
確か眠くなる直前は、まだ1時間目だったけど…その教科は英語じゃなくて数学のはず。
英語は確か……
「白雪って1時間目から、ずっと寝てなかったっけ?」
「だよね、ってことは4時間も寝てるんだ〜アハハハッ」
ご親切な無駄話をどうも、隣の人……って、4時間目!!?居眠りの自己最高記録を更新しちゃったよ!!
何で他の先生方は起こしてくれないの!?
この時間の終わりまで残り10分、さよなら私の貴重な午前中…。
