2人きりになった空間。 「心配した…!」 息を切らした、諒の声。 走って来てくれたんだ。 いつの間にか、ギュッと抱きしめられていた。 あったかくて、安心する。 嬉しくて、嬉しくて… 頬の痛みも、さっきの恐怖も忘れるくらい。 涙が溢れた。