「それってただの嫉妬じゃない!」


次の日のお昼休み。

歩に、昨日のメールのことを話した。


すると、歩は飲んでいた紙パックのジュースを、握りつぶすくらいに怒りに震えていた。


「なんて卑怯なの!」

…教室中に響くほどの叫び声。



みんなが歩とあたしに注目してるよおぉぉ……。


焦ったあたしは、なんでもないよとみんなに伝え、なんとかして歩を落ち着かせる。