そんな中、諒を見ていたらパッと諒と目が合う。 …と思ったら、一歩、また一歩と歩き始め、 ボーっと見ているとあたしの目の前まで来ていて… ……え?? 「俺、今から試合だから………応援しててね!」 注目を浴びる中、諒が言葉を発する。 さっきの表情とは打って変わって明るく笑ってて… 周りからの突き刺さるような鋭い視線、悲鳴… 何が起こっているのかよくわからない。 あたしは何も返事出来なくて… ただ、目を見開くばかりだった。